fetishcoin - fetiquette

心臓フェチのエンジニアです。fetish coin(フェチコイン)に関する記事を公開していきます。

【フェチの起源と文学】おむつアイドルフェチ(季刊性癖) - 心臓フェチ(fetish coin)対談【フェチのあるべき姿とは?】

 
 
 
 

はじめに

こんにちは、fetish coin project代表のHimmeli(ヒンメリ)です。
 
前回の記事では、日本最大級のフェチイベントであるフェチフェスの様子を簡単にお伝えいたしました。

その際にご縁がありまして、この度「季刊性癖」の水の人美さんと対談をさせていただけることになりました。本記事ではその対談内容を紹介したいと思います!
 

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【季刊性癖】
性癖の「性」は「性質」の性――エロというジャンルにこだわらず、広い意味での「性癖」を多数の方から聴取している。デザフェス、フェチフェスなどで「性癖」ペーパーを配布するなどの活動を行う。
 
【水の人美】
パンケーキ屋めぐりが趣味のOL、そしておむつアイドルフェチ。
AbemaTVに出演済み。詳細は対談にて!
 
【関連リンク】

 

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【fetish coin project】
美点のみならず、欠点すらをも魅力に変えてしまう力を持つ「フェチ」の素晴らしさを伝えるための活動を行う。また、フェチ界隈における種々の課題を解決するための仕組みを持った経済圏を作り上げるために fetish coin(フェチコイン)という仮想通貨を発行している。
 
【Himmeli】
心臓が好き……そのことに悩み続け、フェチに悩む方を応援するプロジェクトを立ち上げるに到ったエンジニア。AbemaTV出演済み。こちらも詳細は対談にて!
 
【関連リンク】
公式サイト: https://fetishcoin.github.io

 

対談は2回を予定しておりまして、今回は私(Himmeli)がインタビュアーとして、以下のテーマについて話をする形式となっています。
  • 「お互い、なぜフェチに関する活動を行っているのか」
  • 「皆さんのフェチを応援するためには、どんなサービスが必要か」
  • 「フェチはオープンであるべきか、個人でひっそり嗜むべきか」
次回は水の人美さんの方から私にインタビューしていただく形になります。
 
今回、文章量は多いですが、フェチの起源やそれにまつわる文学のお話、フェチ界隈における課題やそれを解決するためのフェチコインの今後の活動にも触れておりますので、「フェチ」というものに対して興味をお持ちの方は読んでいただければ幸いです。
 
 

あいさつ

 Himmeli(以下、H):人美さん、お久しぶりです! 4月末のフェチフェス以来ですね。あ、AbemaTV見ましたよ、めっちゃテンション上がってましたね!(笑)

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イケメンインタビュアー:山ノ内ジャンさんのおむつ姿にテンション爆上がりの人美さん。
(放送の様子はこちらにまとめられています)
 
水の人美(以下、水):お久しぶりです! 私もヒンメリさんの出演番組やフェチフェスの過去記事を拝見しましたよ! ヒンメリさんの考え方は、私ととても似ているなと感じました。ヒンメリさん御自身の性癖も面白いし、この世界に知見があるので、この対談を楽しみにしていました。

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AbemaTV出演の様子

 

H:そう言っていただけて嬉しいです、本日はどうぞ宜しくお願いいたします!
水:はい、よろしくお願いいたします。ところで今回の会場ですが、とてもオシャレですね。

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銀座のバー:十誡(ZIKKAI)。店長の趣味をすべて詰め込んだ空間だそうです。

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星の王子さま」をイメージしたカクテル:サン=テグジュペリ。メロンの味が濃厚です。

 

フェチと文学 - いろんなフェチの由来

H:オシャレだし、珍しい本が沢山あって面白いですよね……何か気になる本はありましたか?
水:エドワード・ゴーリーの本がありましたね。ゴーリーの本は全部持ってます。

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エドワード・ゴーリーは、アメリカの絵本作家。絵本という体裁でありながら、道徳や倫理観を冷徹に押しやったナンセンスな、あるいは残酷で不条理に満ちた世界観と、徹底して韻を踏んだ言語表現で醸し出される深い寓意性、そしてごく細い線で執拗に描かれたモノクロームの質感のイラストにおける高い芸術性が、「大人のための絵本」として世界各国で熱心な称賛と支持を受けている。

 

H:あ……あの子どもたちが悲惨な目に遭っちゃう絵本なら知っています。あの手の本をお持ちとは……もう趣味が合いそうな気がしてきました(笑)
水:ヒンメリさんは江戸川乱歩がお好きなんですよね、人間椅子はタイトルくらいなら聞いたことがあります。
H:おお、人間椅子をご存知ですか! あれもかなり業の深い小説ですよね……「椅子の中に入ってしまえば、手が届かないような美人にも座ってもらえる……嬉しい!」って考える男の話……。そうそう、フェチを語る上では「ロリータ」も外せないですよね。ロリコンの語源になった本です。
水:あ、ロリータって本のタイトルだったんですね。
H:そうです、本のタイトルで、そもそもは小説内のロリータって女の子の名前から来ています。その小説の冒頭の書き出しが、なんとも美しいんです。

 

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ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩めにそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。 

 

H:――って、こんな感じで。ショタコンの由来はご存知ですか?
水:いえ、知らないですね。
H:あれは「鉄人28号」のショウタから来ているみたいですね。
水:正太郎ですか? あ、だから正太郎コンプレックスでショタコンなんですね! フェチに関連するかどうかはわかりませんが、私、丸尾末広さんが好きですね。少女椿とかの。あとは漫画ですが、家畜人ヤプーとか。
H:丸尾さん……(検索中)……名前だけは聞いたことがありますね。少女椿は読んだことあるかな……? 家畜人ヤプー……あれはもう発想が……天才のそれですよね!(笑)
水:発想が変態だな、と思いますね(笑) 人……というかヤプーを、生きたままトイレや椅子みたいな生活用品として使っちゃうのとか、ちっちゃい妖精みたいな生き物をドーム状の容器の中で戦わせて楽しむ遊びだとか……そういう世界を考えるのもすごい。

 

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丸尾 末広(まるお すえひろ)は、日本の漫画家、イラストレーター。代表作に『少女椿』など。高畠華宵などに影響を受けたレトロなタッチと、(主に性的に)過激・グロテスクな描写、夢野久作江戸川乱歩などの影響が色濃い幻想的・怪奇的な作風、図像・文章における夥しい引用やパロディを特徴としている。

家畜人ヤプー』(かちくじんヤプー)は、1956年から『奇譚クラブ』に連載され、その後断続的に多誌に発表された沼正三の長編SF・SM小説。未来帝国EHS(イース:大英宇宙帝国)は、白色人種の「人間」と、隷属する黒色人種の半人間「黒奴」と、旧日本人の家畜「ヤプー」の3色の厳然たる差別の帝国である。ヤプーに対しては、EHSの支配機構は抵抗するものを屈服させるのではなく、あらかじめ白人を神として崇拝させ「奉仕する喜び」を教えこみ、喜びのうちに服従させるしくみである。

 

H:ヤプーが「家具として使用されることに喜びを感じる」ところなんかは、「人間椅子」に近いところがありますね。そういう方面の芸術家だと、会田誠もなかなかすごいですよ、ご存知ですか?
水:会田誠……(検索中)……あ、この人ですか? 個展とかやっていましたね!

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会田 誠(あいだ まこと)は、日本の現代美術家である。「取扱注意の作家」とも呼ばれ、美少女、エログロ、ロリコン、戦争、暴力、酒の賛美など、社会通念や道徳心に対するアンチテーゼを含む、センセーショナルな作品で知られる。

 H:そうです。「食用少女」シリーズなど、批判の多い作品も描いている方ですが、こういった表現ができるのは天才だからなんじゃないかなと思います。

 

好きなものを「好き」と言えないのはおかしい

H:かなり話し込んでしまいました(笑) 本題に入っていきましょうか。自己紹介をお願いいたします。
水:はい(笑) 改めまして、水の人美です。2011年から季刊性癖の活動をしています。
H:あ、かなり前から活動されているんですね。なぜ季刊性癖をやろうと思ったんですか?
水:おむつアイドルをプロデュースしたかったんですよ。おむつアイドルに関するコラムを書いて、デザフェスで配っていました。ただ、コラムを配るだけだとアートとして形にならないので、性癖を集めるという活動も行うことにしたんです。
H:なるほど、性癖を集めるというのは面白い観点ですよね。そもそもですが、人美さんは何フェチなんでしょうか?
水:おむつを履いている女の子ですね。男の子でもいいんですが、男の子の場合は若い人のみですね。
H:ああそうか、理解しました。だからおむつアイドルを自分でプロデュースしたいんですね。
水:そうですね、誰もやっていないから、自分で作り出したかった。実際にこれまでに一人、撮影してサイトも作ってプロデュースしましたね。

 

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(おむつアイドル公式サイトはこちら

 

H:反響はどうでしたか?
水:当時は誰も反応してくれなかったですが、この7年で、おむつがアングラ界隈で流行ってきている感じがします。フェチフェスでおむつの写真集を売っている子もいて、最近はフェチに対する理解は広がってきているのかも、って。
H:なるほど。私もそのプロデュースしたいという境遇としてはよくわかります。フェチコインの活動も似たようなきっかけです。
水:ヒンメリさんの活動のきっかけは何だったんですか?
H:私は心臓フェチで……その、心臓が好きすぎるのですが、基本的に心臓は触れないし聴けないし感じられないし……というのでこじらせ過ぎて頭がおかしくなりそうだったんですね(笑) その解決策としては、医者になるか、猟師になってシカとかの心臓を触るか、自分で心音アイドルみたいなのをプロデュースするか、くらいしかない。とにかくすごく悩んだんです。ただ、そこで気がついたんですね、「同じように悩んでいる人は絶対いるはずだ」って。だから、行動に移してみた。それがフェチコインなんです。
水:なるほど。そもそもなんですが、ヒンメリさんは心臓の鼓動が好きな方だと思っていたんですが、臓器としての心臓そのものも好きなんですか?
H:好きです、全部好きですね。漢字すら好きです。心臓に関する動き、音、すべてに対して……言ってしまえば、性的な魅力を感じます。
水:AbemaTVで仰っていましたね。焼肉屋とかにいくとハツ(心臓)があるじゃないですか、ああいうのも好きなんですか?
H:好きですね。心臓を食べているというすごい背徳感が感じられて……不思議な気持ちになります。
水:それが高じて医者になろう、フェチコインの活動をしよう、って考えるのはすごいですね。
H:そうですか? あー、言われてみれば……仕事もやめなきゃいけない、生活スタイルも変えなきゃいけない、という点ではそうかも知れません。でも、心臓フェチに生まれて、心臓に触らずに死ぬっていうのはありえないと思っているので……。
水:めちゃくちゃ硬派ですね。話を聞いていると、ヒンメリさんは自分の好きなものに対して真面目だと思います。
H:そういってもらえると嬉しいです。性格的に違法なことはできない性分なので、どれだけ辛くても、正当な道を歩んで夢を実現できたらいいなと思っています。
水:心臓フェチのことって周りの人には言っているんですか?
H:いえ、あまり言っていません。やはり、心臓フェチだって告白するのが恥ずかしいんです。なんで恥ずかしいのかっていうと、それはわからないんですが……。人美さんはフェチの告白は恥ずかしくないんですか?
水:親しい友だちには言っていますが……会社とかでは言いませんね。知られたら会社をやめると思います。
H:やはりなぜか恥ずかしいという気持ちがあるんですよね。自分の「好き」なのに、それを好きと言えないというのは、どうにもおかしいように思います。そのあたりについても、後ほど掘り下げていきましょう。
 

フェチの種類 - 性的フェチと、憧憬フェチ

H:個人的に、フェチの中には「性的なもの」と、「憧憬(あこがれ)に近いもの」とがあると思っているのですが、人美さんのおむつアイドルフェチは、どちらですか?
水:憧憬の方ですね。女の子がおむつを履いたら、どのポーズが一番映えるのか、とかを考えるのが好きなんです。
H:なるほど。私の心臓フェチは、性的と憧憬の両方です。人美さんのフェチにおいて、最も重要な要素はなんですか? モデルの顔、体型、おむつの種類……いろいろあると思いますが。
水:顔や体型、被写体そのものはフェチとは関係ないですね。おむつを履いたお尻の「たゆん」としている様子が、スカートの間から見えたりするのがめっちゃ可愛いんです。「女の子がこういうシチュエーションでいる」というのが、すごい良いんです。だから撮影会でも顔は撮らないんです。顔を撮っちゃうと、モデルの顔をベースに評論されちゃうんですよ。
H:なるほど、わかります。顔があると、フェチとしての側面が消えちゃうんですよね。フェチというアートではなく、モデル自体の評価になっちゃう。
水:そうです、顔は見ている人の好みを想像してもらえればいいかなと思っています。
H:そのフェチにはいつごろ目覚めたんですか?
水:大学生のときに、オードリー若林さんがおむつを履いて、中に限界まで水を入れるというバラエティ番組があったんです。どんどん水をいれていくと、どんどん「たゆん」ってしていくんですね。それが可愛いと思ったんですよね。太ももの部分がぴちぴちで、おむつがたゆんってなっているのがアリのお腹みたいですごい可愛かったんです。これを女の子がやったら間違いなく可愛い!って(笑)
 
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とても楽しそうな若林と春日
H:おおー、なるほど。人美さんにはその様子が「フェチぃ」感じに見えたということなんですね。資本主義のマルクスは「紙幣はただの紙であるが、それがさも重要なように感じる」感覚を指してフェティシズムと表現したそうです。おむつも言ってしまえばただの紙ですが、それに対して何かを感じる感受性が、人美さんにはあったということなのですね。
水:あ、それってAbemaTVで紹介されていた「フェティソ」とも関係あるのですかね。
 
フェティッシュの語源は、15世紀末ポルトガルの商人たちがアフリカ黄金海岸を訪れた際現地人の宗教およびそれに関わるモノを「フェティソ」と呼んだのが始まりである。そのころのポルトガルではフェティソという言葉には「魔術・呪術」を意味する言葉として使われていた。17世紀にはアフリカ原住民の宗教とその関連物を表す国際語となり、次第に「フェティソ」という言葉から「フェティッシュ」に変形していき一般共通語となった。

 

H:関係あると思います。それを精神分析的なフェティシズムとして紹介したのがフロイトなんですが、フロイト的には「若年期において性に関する意識の形成が阻害された結果」がフェチにつながるそうです。
水:あ、確かに! 私もアンケートでいろんな方に「なぜそのフェチに目覚めたんですか」と聞きますが、幼少期の体験がベースになっていることが多いみたいですね。セーラームーンで女の子が溺れているシーンをみて、女の子が苦しむ様子に目覚めた方とか。
H:でも、「そのシーンになぜ反応するのか」は不思議なところですね。
水:その点は分からないですね。私が同じシーンを見ても「あ、苦しんでるんだなあ」としか思わない気がします。そこできゅんって来るというのは不思議ですね。
H:よく言われているのは、男性は視覚的なものに性的興奮を感じやすいそうで。女性は感覚的なものを好む傾向が強いそうですね、音とか匂いとか。
水:それも体感的に分かります。あと、デザフェスにいらっしゃる方は「匂い」であれば性別は問わないといった方が多いですね。フェチフェスにいらっしゃる方は、「おっぱいフェチ」みたいな直接的なものが多いですね。Himmeliさんは心臓はいつから好きなんですか?
H:物心ついたときからなんで、きっかけはないんですよね。もしかしたら私は例外なのかもしれません。さっき言ったみたいに、フェチは幼少期のきっかけから生まれることが多いみたいですからね。……なので、私はおそらく一般的な男性のように、AVとかエロ本といったものには触れずに育ってきた人間です。
水:え、すごい。それは徹底してますね。
H:一方で、人間として欠陥があるんじゃないかという悩みはずっと抱えていますね。生殖という意味では「女体」で興奮すべきであって、種の保存という観点ではエラーが起きている気がします。
水:女性が好きという認識はあっていますか?
H:あ、それはあっていますよ。
水:心臓の音だったら男女関係ないんですか?
H:心臓という観点でいうと、性別は関係ないです。ただし男性の心臓で興奮しちゃうと、自分の中でホモセクシャルという意識が芽生えちゃってちょっと抵抗があるんですよね。
水:動物の心臓はどうなんですか?
H:動物の心臓も自分の中でフィルターをかけて興奮しないようにしていますね。
水:なるほど。ここまでを聞いていると、フェチと倫理観をバランスをとっていると感じますね。TPOをわきまえているというか(笑)
H:それゆえに悩むこともありますけどね(笑)

 

フェチの需要と供給が成り立つことを伝えたい

水:「季刊性癖」で扱う「性」は、性質の性として捉えているので、性的な意味にとらわれなくていいと思っています。おむつアイドルも「性質」の性癖ですね。私はもともと、「好きなものを、誰でも、どこでも、好きって言えればいいのに」と思って活動をはじめました。例えば女の子が「女の子が好き」って言える場所があっていいと思うんですね。いろんな好きの形があるけど、それを表現できる場所が基本的にない。なので、そういうのを匿名で言える場があれば、救われる人もいるんじゃないかなと思います。
H:その考え方には賛同できます。「季刊性癖」のブースは「私はこのフェチなんですよ」と表現できて、そしてそれを皆さんに知ってもらえる素晴らしい場ですね。
水:そうです。好きなものを好きと書き出して展示するので、また違う時間に通りがかって見た人が「あ! これ好きなの私だけじゃなかったんだ!」って感動を共有できる効果もあるんです。あとは例えば「縛りたい」って人が来た後に、「縛られたい」って人が来ることとかがあるんですが、その性癖が並ぶことで、世界は需要と供給で成り立っていると視覚で伝えられるというか。「マイナーな好きなこと」を持ってる人が孤独を感じないようなサポートができたらいいなって。

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来場者の性癖を記載している性癖ボード。緊縛の需要と供給がマッチングしている。
水:でも実際には、季刊性癖の活動をしていると「何かエッチな活動をしているんでしょ?」とセクハラ紛いに言ってくる方がいるんです。性癖という言葉をとらえて、一括りに「性的なものを語る人」と思われるのはいやですね、まあ、男性のそういう一直線の考え方は……こじらせずに来たんだな、ってある意味健康だとは思いますが(笑)
H:その考え方はいいですね(笑) でも、そういうフェチに対する偏見や、フェチにかこつけたセクハラは許せませんね、本気でフェチに関して悩んでいる人もいるので……。フェチコインも、名前だけを見てエロ系の仮想通貨だと誤解される方が多いんです。でも、だからこそ、法律関係、税金関係は他の国産通貨よりもさらにしっかりと対応する、ということを目標にやっています。そしてフェチコインが目指す姿は人美さんと同じなんです。「誰でも、年齢・国籍・性別に関係なく、自身の魅力やコンプレックスを、それを求める人に提供して利益や温かい言葉を得られる」ことを目指しているんです。
水:似ていますね!
H:そうです。フェチコインでは、フェチに関する需要と供給が成り立った経済圏を作り上げて、またその経済の循環を促すサービスを提供していきたいと思っています。現状では、国産の仮想通貨は沢山あるのですが、「循環する」ということを視野に入れた通貨は意外と少ないんです。通貨は、使ってもらって循環していくことが大事ですからね。もちろん、人美さんが仰っているような「好きなものを、誰でも、どこでも、好きって言える」場や、「マイナーな好きなことをサポートする」サービスも提供しますよ。
水:具体的にはどんなサービスになるんですか?
H:Webサービスと、イベント形式のサービスの2種類を検討しています。Webサービスでは、フェチマッチング……つまり、「こういうフェチコンテンツが欲しい」というリクエストと、それを提供できるよ、という人をつないであげて、誰でも適切な利益を安全に上げられるような環境を作りたいんですね。あとは、フェチコインでモデルを雇って、マイナーフェチコンテンツを提供するだとか、コミュニティの形成を促す、といった機能ですね。イベント形式のサービスでは、フェチカフェとか展示会とか、そういったものを想像していただければと思います。

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フェチコインの考える経済圏:循環システム
水:なるほど、今はどういった段階なんですか?
H:Webサービスはモック(デモ)を制作している段階ですね。コインは既に発行しています。ただし、皆さんの現金からコインを買えるようにすること……それが取引所への上場というものなのですが、その準備を現在進めています。それができれば、みなさんがコインを買って、Webサービス上や特定の方へのチップといった形で使えるようになります。また、十分な競争力を確保しつつ、ワールドワイドにサービスを提供していくために、現在世界最先端の電子国家であるエストニアで法人化の作業を行っているところです。

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Webサービスのデモ画像。今現在開発しているところなので、大幅に変更になると思います。たぶん。
(季刊性癖様のグッズの表示許可もいただきました、ありがとうございます!)

 

水:あ、エストニア! 私、2回行ったことあります。
H:2回も! すごいですね(笑)
水:すごい好きなんですよ。エストニアって、外国籍の方でも起業できるんですか?
H:あ、そのためにエストニア国民になる申請をしているんですよ。具体的に言うと、政府が発行している電子住民票カードがあれば起業できるようになります。
水:エストニア国民ですか! エストニアはITに強いんですよね。
H:はい。税務面・法務面も含めたスタートアップの支援も充実しているので、IT系の事業をやっていく上で、すごく魅力的なんです。エストニア国としても仮想通貨を発行しようともしているんですよ。電子化をガンガン進めていくその姿勢は本当にすごいと思います。社名も今、考えているところですね。fetish と etiquette(エチケット)をあわせた、fetiquette で考えています。
水:fetiquette、いいですね。フェチコインのサービスが稼働したら、例えば私の出している季刊性癖の閲覧権を〜円相当のフェチコイン、みたいな形で販売することができるんですか?
H:もちろんできます! おむつアイドルビデオや写真集といったのコンテンツも販売できるようにしますよ!
 

フェチ界隈で解決すべき課題

H:現状の仕組みで、フェチコインが解決したいと思っているのは収益モデルやメディアの転載問題ですね。自分で作成・販売をしていないフェチビデオの多数……例えば心音、お腹の音、マスク、歯並び……このあたりの動画は撮影時間に応じた買い取り制であり、販売数に応じた収益がモデルに入っていかないんですね。それに加えて、ビデオはポルノサイトに転載されたりする。だから、モデルの方は収益も少ない上に、顔が写った動画がポルノサイトに載っちゃうんです。
水:最悪。最悪すぎる。
H:本人たちはその事実もご存じないですからね。それはなんとかしないといけないと思っています。だから、フェチコインでは「自分で自分のコンテンツを信頼できる方に販売して適正な利益を得られて」「他メディアへの転載がされない」ような仕組みを構築したいと思っています。

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フェチコインで実施している技術開発例:ハードウェアを作成することによる転載対策。また、購入者の情報をメディアに書き込むことで転載者を特定可能にする技術も開発・導入を検討中。
水:いいですね、それはとてもいいと思います。
H:はい、私はぜひこれを実現して、いろんな方の不整脈の心音を買いたいと思っています(笑)
水:不整脈って病気ですよね?
H:あ、健康な方でも不整脈は1日数回は起きているものなんです。病気で言う不整脈は相当ひどいレベルです……でも、それも聴いてみたいですね。フェチコインの概要を記した、ホワイトペーパー(企画書みたいなもの)に、不整脈という病気を持った人が自分の心音を販売して利益を得られて、その利益を治療費に充てられるし、購入者も満足する……そんな皆幸せになるような環境をフェチコインで実現したいってことを書いています。
水:あー、いいですね。皆幸せになる世界、ぜひ実現してください。
 

印象に残ったフェチの話 - 車に恋した女性

H:ちょっと難しい話題が続いたので、ブレイクしましょうか。印象に残ったフェチについて、紹介していただけたりしますか?
水:印象に残ったフェチ……着衣でローションを浴びてぬるぬるしたいって方はいましたね。着衣ローションは人口が少なくて苦労しているらしいです。あとは……弦楽器を演奏すること=性行為と感じている方とか、くしゃみをかけられたい方とかですかね。皆さん女性です。ヒンメリさんの心臓フェチもかなり私の中では印象深いです。
H:本当ですか! くしゃみをかけられたいのはすごいですね(笑) 私の方も、印象に残ったフェチは女性の方が多いですね。鍼灸フェチで、鍼を打たれるときに感じちゃう女性や、色んなオナラをかいでみたい、かけられたいというオナラフェチ、車……アテンザっていう車種に一目惚れしちゃって、アテンザとデートしたいって仰ってた女性とか。どれも「探偵!ナイトスクープ」で出てきた方ですが……それを真面目に解決してくれるんですよね、ナイトスクープ
水:いい番組だなあ(笑)
H:そうです、素晴らしい番組なんですよ! これらの特殊フェチの方々は、みんなすごく悩んでいるんですね。車フェチの方なんかはアテンザに一目惚れしてから3年間、ずっと一人で悩んでいたんです。街角でアテンザを見かけるだけで赤面してしまうくらい、本気で好きなんですよ。でも、それを誰かに言うと「頭がおかしい」と言われてしまう。ナイトスクープでは、アテンザの開発者を呼んで、アテンザとのデートを実現してあげたんですね。海で水の掛け合いとか、トランクの中に入るとか……本人はすごく救われただろうな、と感動したのを覚えています。フェチコインでも、そういったことを実現してあげたいんです。私もいつか、ナイトスクープに動いている心臓を触りたいって依頼を出すかもしれません(笑)

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探偵!ナイトスクープ」でアテンザに恋した女性の夢を叶える話。

海外のフェチ事情 - 自分の「好き」をちゃんと理解できていないのはもったいない

H:ところで、人美さんは海外のフェチ事情はご存知ですか?
水:ドイツがすごい、とは聞いたことがあります。アメリカとかではストレートなのが主流ですが、ドイツはラバーやボンデージをつけてやるとか、日本ではまあまあ見るけど、海外ではあまり見られないSMっぽい行為が多いみたいです。
H:あー、それはなんとなく分かりますね。中国では雰囲気を楽しむとかよりも、直接的な快感を重視するそうです。風俗店でも日本ではコスプレや飲尿などのオプションはメジャーですが、中国ではあまり見られないそうです。逆に、日本では少ない「複数人数でのプレイ」などがメジャーなオプションになっているようです。
水:人口が多いのに多様性が少ないんですかね、意外です。
H:ですね。だからか、フェチ=エロという観点で捉えてくる方は日本よりも多いですね。フェチに対する言葉の捉え方が違うのかもしれないですね。
水:わかります。季刊性癖のブースにも外国の方は来てくれることはあるのですが、掘り下げるのが難しいですね。「おっぱいフェチ」という方が来て、「どんなおっぱいがいいの?」って聞くと、「おっぱいならなんでもいいんだよ」とストレートにかえしてくる。あんまり好きっていうことに対して、真面目に考えたことがない、といった感じがします。「一般論として、男はおっぱいが好きでしょ」みたいな認識だと思います。

 

 

各国の「フェチ」をグーグル翻訳して画像検索してみました。

※ 一部の画像はかなりストレートなので、拡大注意。

 

 

H:フェチコインで実施したアンケートでも、そうした漠然とした「好き」の方は多いですね。折角好きなんだから、「自分はこれが好きなんだ」とちゃんと考えないともったいない気がしますね。
水:そうですね。「おっぱいならなんでもいい」っていうけど、「80歳のおばあちゃんのおっぱいでも本当にいいの?」って思いますね。いじわるな質問ですが(笑)
H:いじわるだ(笑) でも確かに。おばあちゃんのおっぱいは、多分違うんですよね。
水:そうそう。たぶん、ハリがあるとか、サイズがこうなのが好きだとか……そういうのをちゃんと自分の個性だとして分かっていると、面白いと思いますけどね。
H:そうですね、それに気づけるような仕組みをフェチコインでも提供していきたいですね。フェチによってどんな要素が欲しいのか、は人によって違うので、サービスとして提供するのはとても難しいですが……(笑)
水:そうなるとコンサル業みたいな方が必要になっちゃいますよね(笑)
H:ですね。外国の方にフェチを説明するのは大変そうです……あ、中国といえば纏足(てんそく)文化が有名ですよね。これは足が小さいと美しいというフェチが文化になった例かなと思います。そういう意味では潜在的な可能性はあると思いますが。
水:纏足、クレイジージャーニーという番組で見ました。痛々しいとは思いましたが……ただ、その場所ではそれが美しいってことなんですよね。個人的には住んでいる場所や文化によって性癖も変わってくると思うんですけど……
H:そういう文献、ないですよね。
水:ないですね、本当にないです。読みたいんですけどね。
H:そうですね、フェチコインでもそういう学術的な方面も情報を蓄積していきたいですね。フェチの第一人者になれたらいいな(笑)
水:いいですね。フェチはモノによってはものすごくセンセーショナルだと思うので、ちゃんと理解してもらえれば、海外でフェチコインもバズる可能性があると思います。

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纏足:纏足文化ができた原因は、小さい足の女性の方が美しいと考えられたからである。小さく美しく施された靴を纏足の女性に履かせ、その美しさや歩き方などの仕草を楽しんだようである。纏足の女性はうまく歩けないことから、女性支配の手段にもなっていたと考えられる。また、バランスをとるために、内股の筋肉が発達するため、女性の局部の筋肉も発達すると考えられていた。 このようなことから、蒙昧な時代には纏足を施していない女には嫁の貰い手がなかったという。  

 

フェチコインで実現して欲しい未来

H:フェチコインでこういうのを実現して欲しい、というのはありますか? 現在考えているのは、前述した通り、フェチマッチングと、フェチコインでモデルを雇ってコンテンツ配信などですね。
水:イベント用のスペースを使う権利を買えるようにして欲しいですね。先日会った着衣状態のぬるぬるが好きな女性は、着衣の状態で不特定多数の男性にローションをかけられたいそうなんですが、場所がないみたいなんですね。汚れちゃうから。そういうのにも対応できるような場所があって、イベントを企画できればいいなと思います。
H:なるほど。イベント用のスペース使用権を10万FETとかで購入して、ローションをかけたい男性を一人1万FETとかで募集する……そして、フェチコインのスタッフ同席のもとで、そうしたイベントをやっていくわけですね。それは楽しそうです。
水:実現が不可能系のフェチは難しいですよね。そうしたイベントで発散できればいいですね。
H:私なら「皆でシカを狩って心臓を触りに行こう」みたいなイベントをやりたいですね、猟師を連れて!(笑)
水:それはそれでいろんな方が来そうですよね。心臓が好きな人だけじゃなくて、動物が好きな人とか、狩猟がしたい人とか。あと、なんか単眼BARとかもあるみたいですが、そういうBARも企画できたらいいですね。
H:単眼BAR! いいですね。神戸あたりでやっていた欠損BARは私も行ってみたかったです……確かにそうしたイベントを企画できたら楽しそうですね。

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単眼男子BAR、欠損BARの様子。
水:私この間、ツイッターで「女の子に抱きしめて、よしよしてしてくれるサービスがあればいいのに」ってつぶやいたんですよ。そしたら、2人の女の子が声かけて来てくれたんですね。昨日会って実際にやってもらってきました。お金払って(笑)
H:お金払ってですか!
水:そうです、私から払いますって言いました(笑) その時、精神的に辛くて……とにかく癒やされたかったんですね。レズ風俗も調べたんですよ。でも、高かったんです。だからツイッターで声かけてくれた子にやってもらいました。ほっぺにチューとかもしてくれて、「こんなサービス……いいんですか?」って思っちゃいました。自分は異性愛者なんですが(笑) レズ風俗未満の女の子のそういうサービス、あったらいいなって思いました。そういう募集が、フェチコインでもできるってことですよね。
H:それが実現できたらフェチコインの理想ですね。ですが……実際に会うというのは、安全面で難しい点も多いですね。問題が起きたり、援交などの温床になったりするというのは避けなければならないので、そこはどうするかは考えています。実際に会う場合は、フェチコインが提供するイベントスペースでのみ可能、というのも一つの案ですね。そういえば最近見たサービスで、「SEX同意書」というのが面白かったですね。実際に会う前に、「何が嫌だ」「どこまでOK」ということを明確にして、署名して文書にしちゃうんですね。そして何かあったときにそれをもとに訴えますよ、と言える。これもアリだなとは思うのですが、それを作っちゃうと、「フェチコインのサービスは出会い公認なのね」という見られ方もしちゃうかもしれない。このあたりの線引きは、本当に難しいと思います。
水:そもそもなんですが、フェチコインのサービスは未成年も利用できるんですか? 例えば「マイクロビキニ撮影会」とかが企画されて、未成年を大人数が囲んで写真を撮る……とかは、フェチコインの目指すものとは違い……ますよね?
H:はい、違いますね。そこも難しいところで……未成年も利用できるようにしたいですが……。例えば女子高生が「あなたの名前を呼んでおはようっていう目覚ましボイス販売します」とかは面白いですよね。ですので、折衷案としては、「実際に会う」「イベントスペースを利用したイベントの企画」を行う場合は、本人確認を完了させた成人でなければならない、といった感じでしょうか。そうして、何か問題があったら、法律的に捌けるという環境を用意してあげる、といったサポートは必要だと思っています。人美さんとしては、どうお思いですか?
水:私は未成年は利用できないようにすべきかなと思います。大人になってからの楽しみとして取っておいてもらう感じで(笑)
H:それもいいですね(笑) 例えばですが、海外にいる……例えば新興国にいる子供が、その子にしか提供できないようなコンテンツを販売して利益を得られて、生活が豊かになる……それは良いことだという気もしませんか。
水:あー……それがどの程度身体を売るものなのか、という点が気になりますね。作品集、とかになるのかな。
H:うーん。極端な話ですが、特定の人種フェチみたいなのもあると思うんですね。例えば、「黒人の髪の毛が欲しい」という方とか……。
水:そうですね、きっとあると思います。とすると、未成年は自分の身体に価値をつける機能は制限するというのも手かもしれません。新興国の子は、「黒人の髪の毛が欲しいという」フェチコンテンツのリクエストは見られて、それに答えることはできる。けど、「黒人の髪の毛を売ります」という売り注文を出すことはできない、みたいな。
H:それはいいですね。サービスに取り込むことを検討してみます! 実際には、まずはフェチコインのWebサービスは「リクエストベース」で初めてみようと思っています。自分の良さを売りに出すというのは、「それが売れるんだ」という証拠・実績が蓄積されてからになるかなと思います。ご意見ありがとうございます! 

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漫画:「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」。レズビアンでなくてもこうしたサービスを求める方は多いようです。



フェチに対する偏見 - フェチはオープンにするすべき? 隠して生きるべき?

H:本当に何故なのか分からないんですが、心臓フェチって……言うのが恥ずかしいんですよね。最近はこの活動をしているからカミングアウトにもなれてきましたが、少し前では考えられなかったですね。心臓って単語を言おうとするだけで顔が真っ赤になってしまうレベルでした。自分の根源というか、恥部を見られているような感覚になるんです。こういう方は私の周りにも多いのですが、何故なのか不思議です。
水:たぶん自分の中で、その分野に関する感覚が研ぎ澄まされているんですね。私たちは心臓っていうものに対して鈍感なんですよ、きっと。心臓フェチの方はその感覚が鋭敏になっているんだと思います。
H:感覚が鋭敏になっている、それは面白い捉え方ですね。一つお伺いしたいのですが、そうした自身のフェチをパブリックに言っていくべき、あるいは、言えるようにな世の中にしていくべきだと思いますか? 私は……個人的には、フェチは公言できるべきだと考えています。私は心臓のために生きているようなものなので、この性癖に理解がある女性としか付き合えないんですね。不整脈があるとか、心臓の鼓動が聴きやすいとか、相手も心音が好きだとか……そういう女性と結婚したいと思っているわけです。だけど、「心臓フェチ」であることを公言するのを恥ずかしいと思って控えて生きている限り、私にとっての理想の女性と出会える確率は限りなく低くなるんですよね。だから自分のためにも、自分のフェチは告白していくべきだと考えています。でも、一方で、「フェチは個人で楽しむべきだ」とおっしゃる方も勿論いらっしゃるんですね。これについて、人美さんはどう思いますか?
水:うーん……モノによる、と思います。心臓フェチは言っていいフェチだと思います。というのは、怖くないし、汚くもないから。例えば、リョナが好きっていうのは、言わないほうがいいと思います。怖いから。クリーチャーが好きとかっていうフェチも、言っていいと思います。現実感があんまりないから。
H:危険系は避けるべき、ってことですね。
水:そうですね。
H:首絞めとかSMは危険な一面もありますが、市民権を得つつありますよね。そこはちょっと不思議ですが(笑)
水:確かに、不思議ですね(笑) でも、やはり言っていいフェチとそうでないフェチはあると思います。
H:法律面で危ういものや恐怖を与えるものは、言うべきではないということですね。
水:はい。その人が好きであることには変わりはないのですが、その人の人格が疑われてしまう、あるいは、否定されてしまうようなことは言うべきではないと思います。
H:確かにその通りですね。ただ、例えば死体愛好家の方がいたとして……その人が死体とやりたいことをできる確率は0%ですよね。でも、その思想が法律違反だからといって、その方は一生悩んで生きていくのが当然なのか……というと、そうではないんですよね。法律は破られるべきではないけれども、同じ人間として、理想は叶えられるべきですよね。そうなると、少なくとも同じフェチの方同士で悩みを相談できるような仕組みは必要なはずです。だから、フェチコインではそういう方たちへのコミュニティは提供したいと思っています。
水:そうですね。一般社会で、なんの防御もない方に対して、オープンにするのはあまり良くない……だから、そういうコミュニティの存在は重要だと思います。私はおむつアイドルが好きという話はしましたが……以前、おむつを履いた子の撮影会のイベントがあったそうなんですね。でも私、それ知らなかったんですよ。知ってたら絶対行ったのに! だからそういう情報とかコンテンツを共有できるコミュニティがあれば、欲求も満たされると思うんです。ぜひ、そうしたコミュニティを実現してください。
H:はい、絶対に実現しますね。その際にはぜひサービスを利用していただければ幸いです!
水:もちろんです。次回の対談も楽しみにしています!



 

以上が、今回の対談内容です。
水の人美さん、楽しいお話をありがとうございました!
 
 
フェチはとても特殊な世界で、誰もが誰かにとっての素晴らしい価値を提供できる可能性を秘めています。
例えば、AbemaTVに出演させていただいた際に、セクシー女優の紗倉まなさんは「だるだるに肉が余ったお腹が好きなんです」と仰っていました。
フェチコインのコミュニティには、私みたいに不整脈が好きな方や、病弱な人が好きな方、そしてニキビが好きな方、矯正中の歯が好きな方などもいらっしゃいます。
fetish coin projectでは、この特殊性を活かして誰もが幸せになれる経済圏を構築していきたいと思っています。
そのためにも、皆様で思うところがあればぜひHimmeliまでメッセージを送ってくださいね。
頂いた意見はサービスなどにも反映してまいります。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

 

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