水:それも体感的に分かります。あと、デザフェスにいらっしゃる方は「匂い」であれば性別は問わないといった方が多いですね。フェチフェスにいらっしゃる方は、「おっぱいフェチ」みたいな直接的なものが多いですね。Himmeliさんは心臓はいつから好きなんですか?
H:物心ついたときからなんで、きっかけはないんですよね。もしかしたら私は例外なのかもしれません。さっき言ったみたいに、フェチは幼少期のきっかけから生まれることが多いみたいですからね。……なので、私はおそらく一般的な男性のように、AVとかエロ本といったものには触れずに育ってきた人間です。
H:一方で、人間として欠陥があるんじゃないかという悩みはずっと抱えていますね。生殖という意味では「女体」で興奮すべきであって、種の保存という観点ではエラーが起きている気がします。
水:「季刊性癖」で扱う「性」は、性質の性として捉えているので、性的な意味にとらわれなくていいと思っています。おむつアイドルも「性質」の性癖ですね。私はもともと、「好きなものを、誰でも、どこでも、好きって言えればいいのに」と思って活動をはじめました。例えば女の子が「女の子が好き」って言える場所があっていいと思うんですね。いろんな好きの形があるけど、それを表現できる場所が基本的にない。なので、そういうのを匿名で言える場があれば、救われる人もいるんじゃないかなと思います。
水:そうです。好きなものを好きと書き出して展示するので、また違う時間に通りがかって見た人が「あ! これ好きなの私だけじゃなかったんだ!」って感動を共有できる効果もあるんです。あとは例えば「縛りたい」って人が来た後に、「縛られたい」って人が来ることとかがあるんですが、その性癖が並ぶことで、世界は需要と供給で成り立っていると視覚で伝えられるというか。「マイナーな好きなこと」を持ってる人が孤独を感じないようなサポートができたらいいなって。
水:でも実際には、季刊性癖の活動をしていると「何かエッチな活動をしているんでしょ?」とセクハラ紛いに言ってくる方がいるんです。性癖という言葉をとらえて、一括りに「性的なものを語る人」と思われるのはいやですね、まあ、男性のそういう一直線の考え方は……こじらせずに来たんだな、ってある意味健康だとは思いますが(笑)
H:その考え方はいいですね(笑) でも、そういうフェチに対する偏見や、フェチにかこつけたセクハラは許せませんね、本気でフェチに関して悩んでいる人もいるので……。フェチコインも、名前だけを見てエロ系の仮想通貨だと誤解される方が多いんです。でも、だからこそ、法律関係、税金関係は他の国産通貨よりもさらにしっかりと対応する、ということを目標にやっています。そしてフェチコインが目指す姿は人美さんと同じなんです。「誰でも、年齢・国籍・性別に関係なく、自身の魅力やコンプレックスを、それを求める人に提供して利益や温かい言葉を得られる」ことを目指しているんです。
H:そうです。フェチコインでは、フェチに関する需要と供給が成り立った経済圏を作り上げて、またその経済の循環を促すサービスを提供していきたいと思っています。現状では、国産の仮想通貨は沢山あるのですが、「循環する」ということを視野に入れた通貨は意外と少ないんです。通貨は、使ってもらって循環していくことが大事ですからね。もちろん、人美さんが仰っているような「好きなものを、誰でも、どこでも、好きって言える」場や、「マイナーな好きなことをサポートする」サービスも提供しますよ。
(季刊性癖様のグッズの表示許可もいただきました、ありがとうございます!)
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追記:現在はWebサービス公式版がリリースされています!
⭐fetiquette公式サイト
https://fetiquette.io/welcome
⭐公式Twitter
https://twitter.com/fetiquette_j
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水:あ、
エストニア! 私、2回行ったことあります。
H:2回も! すごいですね(笑)
水:すごい好きなんですよ。
エストニアって、外国籍の方でも起業できるんですか?
H:あ、そのために
エストニア国民になる申請をしているんですよ。具体的に言うと、政府が発行している電子住民票カードがあれば起業できるようになります。
H:はい。
税務面・法務面も含めたスタートアップの支援も充実しているので、IT系の事業をやっていく上で、すごく魅力的なんです。エストニアは国としても仮想通貨を発行しようともしているんですよ。電子化をガンガン進めていくその姿勢は本当にすごいと思います。社名も今、考えているところですね。fetish と etiquette(エチケット)をあわせた、fetiquette で考えています。
水:fetiquette、いいですね。フェチコインのサービスが稼働したら、例えば私の出している季刊性癖の閲覧権を〜円相当のフェチコイン、みたいな形で販売することができるんですか?
H:もちろんできます! おむつアイドルビデオや写真集といったのコンテンツも販売できるようにしますよ!
フェチ界隈で解決すべき課題
H:現状の仕組みで、フェチコインが解決したいと思っているのは収益モデルやメディアの転載問題ですね。自分で作成・販売をしていないフェチビデオの多数……例えば心音、お腹の音、マスク、歯並び……このあたりの動画は撮影時間に応じた買い取り制であり、販売数に応じた収益がモデルに入っていかないんですね。それに加えて、ビデオはポルノサイトに転載されたりする。だから、モデルの方は収益も少ない上に、顔が写った動画がポルノサイトに載っちゃうんです。
水:最悪。最悪すぎる。
H:本人たちはその事実もご存じないですからね。それはなんとかしないといけないと思っています。だから、フェチコインでは「自分で自分のコンテンツを信頼できる方に販売して適正な利益を得られて」「他メディアへの転載がされない」ような仕組みを構築したいと思っています。
水:いいですね、それはとてもいいと思います。
H:はい、私はぜひこれを実現して、いろんな方の
不整脈の心音を買いたいと思っています(笑)
H:あ、健康な方でも
不整脈は1日数回は起きているものなんです。病気で言う
不整脈は相当ひどいレベルです……でも、それも聴いてみたいですね。フェチコインの概要を記した、ホワイトペーパー(企画書みたいなもの)に、
不整脈という病気を持った人が自分の心音を販売して利益を得られて、その利益を治療費に充てられるし、購入者も満足する……そんな皆幸せになるような環境をフェチコインで実現したいってことを書いています。
水:あー、いいですね。皆幸せになる世界、ぜひ実現してください。
印象に残ったフェチの話 - 車に恋した女性
H:ちょっと難しい話題が続いたので、ブレイクしましょうか。印象に残ったフェチについて、紹介していただけたりしますか?
水:印象に残ったフェチ……着衣でローションを浴びてぬるぬるしたいって方はいましたね。着衣ローションは人口が少なくて苦労しているらしいです。あとは……弦楽器を演奏すること=性行為と感じている方とか、くしゃみをかけられたい方とかですかね。皆さん女性です。ヒンメリさんの心臓フェチもかなり私の中では印象深いです。
H:本当ですか! くしゃみをかけられたいのはすごいですね(笑) 私の方も、印象に残ったフェチは女性の方が多いですね。
鍼灸フェチで、鍼を打たれるときに感じちゃう女性や、色んなオナラをかいでみたい、かけられたいというオナラフェチ、車……
アテンザっていう車種に一目惚れしちゃって、
アテンザとデートしたいって仰ってた女性とか。どれも「
探偵!ナイトスクープ」で出てきた方ですが……それを真面目に解決してくれるんですよね、
ナイトスクープ。
水:いい番組だなあ(笑)
H:そうです、素晴らしい番組なんですよ! これらの特殊フェチの方々は、みんなすごく悩んでいるんですね。車フェチの方なんかは
アテンザに一目惚れしてから3年間、ずっと一人で悩んでいたんです。街角で
アテンザを見かけるだけで赤面してしまうくらい、本気で好きなんですよ。でも、それを誰かに言うと「頭がおかしい」と言われてしまう。
ナイトスクープでは、
アテンザの開発者を呼んで、
アテンザとのデートを実現してあげたんですね。海で水の掛け合いとか、トランクの中に入るとか……本人はすごく救われただろうな、と感動したのを覚えています。フェチコインでも、そういったことを実現してあげたいんです。私もいつか、
ナイトスクープに動いている心臓を触りたいって依頼を出すかもしれません(笑)
海外のフェチ事情 - 自分の「好き」をちゃんと理解できていないのはもったいない
H:ところで、人美さんは海外のフェチ事情はご存知ですか?
水:ドイツがすごい、とは聞いたことがあります。
アメリカとかではストレートなのが主流ですが、ドイツはラバーやボンデージをつけてやるとか、日本ではまあまあ見るけど、海外ではあまり見られないSMっぽい行為が多いみたいです。
H:あー、それはなんとなく分かりますね。中国では雰囲気を楽しむとかよりも、直接的な快感を重視するそうです。風俗店でも日本ではコスプレや
飲尿などのオプションはメジャーですが、中国ではあまり見られないそうです。逆に、日本では少ない「複数人数でのプレイ」などがメジャーなオプションになっているようです。
水:人口が多いのに多様性が少ないんですかね、意外です。
H:ですね。だからか、フェチ=エロという観点で捉えてくる方は日本よりも多いですね。フェチに対する言葉の捉え方が違うのかもしれないですね。
水:わかります。季刊性癖のブースにも外国の方は来てくれることはあるのですが、掘り下げるのが難しいですね。「おっぱいフェチ」という方が来て、「どんなおっぱいがいいの?」って聞くと、「おっぱいならなんでもいいんだよ」とストレートにかえしてくる。あんまり好きっていうことに対して、真面目に考えたことがない、といった感じがします。「一般論として、男はおっぱいが好きでしょ」みたいな認識だと思います。
H:私が実施したアンケートでも、そうした漠然とした「好き」の方は多いですね。折角好きなんだから、「自分はこれが好きなんだ」とちゃんと考えないともったいない気がしますね。
水:そうですね。「おっぱいならなんでもいい」っていうけど、「80歳のおばあちゃんのおっぱいでも本当にいいの?」って思いますね。いじわるな質問ですが(笑)
H:いじわるだ(笑) でも確かに。おばあちゃんのおっぱいは、多分違うんですよね。
水:そうそう。たぶん、ハリがあるとか、サイズがこうなのが好きだとか……そういうのをちゃんと自分の個性だとして分かっていると、面白いと思いますけどね。
H:そうですね、それに気づけるような仕組みをフェチコインでも提供していきたいですね。フェチによってどんな要素が欲しいのか、は人によって違うので、サービスとして提供するのはとても難しいですが……(笑)
水:そうなるとコンサル業みたいな方が必要になっちゃいますよね(笑)
H:ですね。外国の方にフェチを説明するのは大変そうです……あ、中国といえば纏足(てんそく)文化が有名ですよね。これは足が小さいと美しいというフェチが文化になった例かなと思います。そういう意味では
潜在的な可能性はあると思いますが。
水:纏足、クレイ
ジージャーニーという番組で見ました。痛々しいとは思いましたが……ただ、その場所ではそれが美しいってことなんですよね。個人的には住んでいる場所や文化によって性癖も変わってくると思うんですけど……
H:そういう文献、ないですよね。
水:ないですね、本当にないです。読みたいんですけどね。
H:そうですね、フェチコインでもそういう学術的な方面も情報を蓄積していきたいですね。フェチの第一人者になれたらいいな(笑)
水:いいですね。フェチはモノによってはものすごくセンセーショナルだと思うので、ちゃんと理解してもらえれば、海外でフェチコインもバズる可能性があると思います。
纏足:纏足文化ができた原因は、小さい足の女性の方が美しいと考えられたからである。小さく美しく施された靴を纏足の女性に履かせ、その美しさや歩き方などの仕草を楽しんだようである。纏足の女性はうまく歩けないことから、女性支配の手段にもなっていたと考えられる。また、バランスをとるために、内股の筋肉が発達するため、女性の局部の筋肉も発達すると考えられていた。 このようなことから、蒙昧な時代には纏足を施していない女には嫁の貰い手がなかったという。
フェチコインで実現して欲しい未来
H:フェチコインでこういうのを実現して欲しい、というのはありますか? 現在考えているのは、前述した通り、フェチマッチングと、フェチコインでモデルを雇ってコンテンツ配信などですね。
水:イベント用のスペースを使う権利を買えるようにして欲しいですね。先日会った着衣状態のぬるぬるが好きな女性は、着衣の状態で不特定多数の男性にローションをかけられたいそうなんですが、場所がないみたいなんですね。汚れちゃうから。そういうのにも対応できるような場所があって、イベントを企画できればいいなと思います。
H:なるほど。イベント用のスペース使用権を10万FETとかで購入して、ローションをかけたい男性を一人1万FETとかで募集する……そして、フェチコインのスタッフ同席のもとで、そうしたイベントをやっていくわけですね。それは楽しそうです。
水:実現が不可能系のフェチは難しいですよね。そうしたイベントで発散できればいいですね。
H:私なら「皆でシカを狩って心臓を触りに行こう」みたいなイベントをやりたいですね、猟師を連れて!(笑)
水:それはそれでいろんな方が来そうですよね。心臓が好きな人だけじゃなくて、動物が好きな人とか、狩猟がしたい人とか。あと、なんか単眼BARとかもあるみたいですが、そういうBARも企画できたらいいですね。
H:単眼BAR! いいですね。神戸あたりでやっていた欠損BARは私も行ってみたかったです……確かにそうしたイベントを企画できたら楽しそうですね。
水:私この間、
ツイッターで「女の子に抱きしめて、よしよしてしてくれるサービスがあればいいのに」ってつぶやいたんですよ。そしたら、2人の女の子が声かけて来てくれたんですね。昨日会って実際にやってもらってきました。お金払って(笑)
H:お金払ってですか!
水:そうです、私から払いますって言いました(笑) その時、精神的に辛くて……とにかく癒やされたかったんですね。レズ風俗も調べたんですよ。でも、高かったんです。だから
ツイッターで声かけてくれた子にやってもらいました。ほっぺにチューとかもしてくれて、「こんなサービス……いいんですか?」って思っちゃいました。自分は
異性愛者なんですが(笑) レズ風俗未満の女の子のそういうサービス、あったらいいなって思いました。そういう募集が、フェチコインでもできるってことですよね。
H:それが実現できたらフェチコインの理想ですね。ですが……実際に会うというのは、安全面で難しい点も多いですね。問題が起きたり、援交などの温床になったりするというのは避けなければならないので、そこはどうするかは考えています。実際に会う場合は、フェチコインが提供するイベントスペースでのみ可能、というのも一つの案ですね。そういえば最近見たサービスで、「SEX同意書」というのが面白かったですね。実際に会う前に、「何が嫌だ」「どこまでOK」ということを明確にして、署名して文書にしちゃうんですね。そして何かあったときにそれをもとに訴えますよ、と言える。これもアリだなとは思うのですが、それを作っちゃうと、「フェチコインのサービスは出会い公認なのね」という見られ方もしちゃうかもしれない。このあたりの線引きは、本当に難しいと思います。
水:そもそもなんですが、フェチコインのサービスは未成年も利用できるんですか? 例えば「
マイクロビキニ撮影会」とかが企画されて、未成年を大人数が囲んで写真を撮る……とかは、フェチコインの目指すものとは違い……ますよね?
H:はい、違いますね。そこも難しいところで……未成年も利用できるようにしたいですが……。例えば女子高生が「あなたの名前を呼んでおはようっていう目覚ましボイス販売します」とかは面白いですよね。ですので、折衷案としては、「実際に会う」「イベントスペースを利用したイベントの企画」を行う場合は、本人確認を完了させた成人でなければならない、といった感じでしょうか。そうして、何か問題があったら、法律的に捌けるという環境を用意してあげる、といったサポートは必要だと思っています。人美さんとしては、どうお思いですか?
水:私は未成年は利用できないようにすべきかなと思います。大人になってからの楽しみとして取っておいてもらう感じで(笑)
H:それもいいですね(笑) 例えばですが、海外にいる……例えば
新興国にいる子供が、その子にしか提供できないようなコンテンツを販売して利益を得られて、生活が豊かになる……それは良いことだという気もしませんか。
水:あー……それがどの程度身体を売るものなのか、という点が気になりますね。作品集、とかになるのかな。
H:うーん。極端な話ですが、特定の人種フェチみたいなのもあると思うんですね。例えば、「黒人の髪の毛が欲しい」という方とか……。
水:そうですね、きっとあると思います。とすると、未成年は自分の身体に価値をつける機能は制限するというのも手かもしれません。
新興国の子は、「黒人の髪の毛が欲しいという」フェチコンテンツのリク
エストは見られて、それに答えることはできる。けど、「黒人の髪の毛を売ります」という売り注文を出すことはできない、みたいな。
H:それはいいですね。サービスに取り込むことを検討してみます! 実際には、まずはフェチコインの
Webサービスは「リク
エストベース」で初めてみようと思っています。自分の良さを売りに出すというのは、「それが売れるんだ」という証拠・実績が蓄積されてからになるかなと思います。ご意見ありがとうございます!
フェチに対する偏見 - フェチはオープンにするすべき? 隠して生きるべき?
H:本当に何故なのか分からないんですが、心臓フェチって……言うのが恥ずかしいんですよね。最近はこの活動をしているからカミングアウトにもなれてきましたが、少し前では考えられなかったですね。心臓って単語を言おうとするだけで顔が真っ赤になってしまうレベルでした。自分の根源というか、恥部を見られているような感覚になるんです。こういう方は私の周りにも多いのですが、何故なのか不思議です。
水:たぶん自分の中で、その分野に関する感覚が研ぎ澄まされているんですね。私たちは心臓っていうものに対して鈍感なんですよ、きっと。心臓フェチの方はその感覚が鋭敏になっているんだと思います。
H:感覚が鋭敏になっている、それは面白い捉え方ですね。一つお伺いしたいのですが、そうした自身のフェチをパブリックに言っていくべき、あるいは、言えるようにな世の中にしていくべきだと思いますか? 私は……個人的には、フェチは公言できるべきだと考えています。私は心臓のために生きているようなものなので、この性癖に理解がある女性としか付き合えないんですね。
不整脈があるとか、心臓の鼓動が聴きやすいとか、相手も心音が好きだとか……そういう女性と結婚したいと思っているわけです。だけど、「心臓フェチ」であることを公言するのを恥ずかしいと思って控えて生きている限り、私にとっての理想の女性と出会える確率は限りなく低くなるんですよね。だから自分のためにも、自分のフェチは告白していくべきだと考えています。でも、一方で、「フェチは個人で楽しむべきだ」とおっしゃる方も勿論いらっしゃるんですね。これについて、人美さんはどう思いますか?
水:うーん……モノによる、と思います。心臓フェチは言っていいフェチだと思います。というのは、怖くないし、汚くもないから。例えば、リョナが好きっていうのは、言わないほうがいいと思います。怖いから。クリーチャーが好きとかっていうフェチも、言っていいと思います。現実感があんまりないから。
H:危険系は避けるべき、ってことですね。
水:そうですね。
H:首絞めとかSMは危険な一面もありますが、市民権を得つつありますよね。そ
こはちょっと不思議ですが(笑)
水:確かに、不思議ですね(笑) でも、やはり言っていいフェチとそうでないフェチはあると思います。
H:法律面で危ういものや恐怖を与えるものは、言うべきではないということですね。
水:はい。その人が好きであることには変わりはないのですが、その人の人格が疑われてしまう、あるいは、否定されてしまうようなことは言うべきではないと思います。
H:確かにその通りですね。ただ、例えば死体愛好家の方がいたとして……その人が死体とやりたいことをできる確率は0%ですよね。でも、その思想が法律違反だからといって、その方は一生悩んで生きていくのが当然なのか……というと、そうではないんですよね。法律は破られるべきではないけれども、同じ人間として、理想は叶えられるべきですよね。そうなると、少なくとも同じフェチの方同士で悩みを相談できるような仕組みは必要なはずです。だから、フェチコインではそういう方たちへのコミュニティは提供したいと思っています。
水:そうですね。一般社会で、なんの防御もない方に対して、オープンにするのはあまり良くない……だから、そういうコミュニティの存在は重要だと思います。私はおむつアイドルが好きという話はしましたが……以前、おむつを履いた子の撮影会のイベントがあったそうなんですね。でも私、それ知らなかったんですよ。知ってたら絶対行ったのに! だからそういう情報とかコンテンツを共有できるコミュニティがあれば、欲求も満たされると思うんです。ぜひ、そうしたコミュニティを実現してください。
H:はい、絶対に実現しますね。その際にはぜひサービスを利用していただければ幸いです!
水:もちろんです。次回の対談も楽しみにしています!
以上が、今回の対談内容です。
水の人美さん、楽しいお話をありがとうございました!
フェチはとても特殊な世界で、誰もが誰かにとっての素晴らしい価値を提供できる可能性を秘めています。
例えば、AbemaTVに出演させていただいた際に、セクシー女優の
紗倉まなさんは「だるだるに肉が余ったお腹が好きなんです」と仰っていました。
フェチコイン/fetiquetteのコミュニティには、私みたいに
不整脈が好きな方や、病弱な人が好きな方、そしてニキビが好きな方、矯正中の歯が好きな方などもいらっしゃいます。
fetiquetteでは、この特殊性を活かして誰もが幸せになれる経済圏を構築していきたいと思っています。
そのためにも、皆様で思うところがあればぜひHimmeliまでメッセージを送ってくださいね。
頂いた意見はサービスなどにも反映してまいります。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
(noteにもフェチ関係の記事をたくさん書いているので、宜しければどうぞ!)